ドラマ「越路吹雪物語」第57話のあらすじとキャスト




2018年3月28日、水曜のお昼12時30分に放送された、テレビ朝日の帯ドラマ劇場「越路吹雪物語」の第57話。時子が、越路吹雪の引き際について心配し藤本に相談しますが、それからしばらくしたロングリサイタルの千秋楽を終えた楽屋で、突然に「私、越路吹雪を卒業します」と告げる美保子に周りは驚きます。一体、美保子の中に何が起こったのでしょうか。第57話のキャストとあらすじをまとめてみます。

ドラマ「越路吹雪物語」のキャストと登場人物

山本學(役:宇野重吉)

登場人物

宇野重吉(うの・じゅうきち)第二次世界大戦前から活躍する俳優で、演出家としても活躍する。新劇劇団、民藝の創設者。

 

「越路吹雪物語」第57話のあらすじ

リサイタルを終えた楽屋で、突然に「越路吹雪を卒業します」と皆なに伝える美保子。それを聞いたお手伝いの田畑は、越路吹雪が引退するなんて嫌だと叫び泣き出してしまいます。

しかし美保子は「私、引退なんかしないわよ」と話します。越路吹雪を卒業すると聞いた皆んなは、てっきり引退をするのだと勘違いをしていました。美保子は「今までの越路吹雪にさようならをして、新しい越路吹雪にこんにちわ」って感じだと言うのです。「どう言う事?」と時子が尋ねると、美保子は浅利の前に行き「ちょっとミュージカルから離れたい」と言うのです。そして「本格的な芝居に挑戦したい」と話すのです。美保子はちゃんと演技を勉強したいと思っていたのです。

その後、場所を変えていつものレストランで美保子は、浅利、内藤、そして時子に詳しく自分の思いを説明をします。これまでの越路吹雪は、ミュージカルとリサイタルを両輪にして走って来て、このまま走り続ける事も出来るけど、それじゃ面白くないと話します。そして「常にラブが欲しい」と言うのです。自分は喉が枯れるのも怖いが、それ以上に心が枯れるのが怖いと話し、そこに必要なのがラブだと言うのです。浅利は「なるほど」と言って「さすが愛の人、越路吹雪だね」と言うと「でしょ」と答える美保子は「私は全てにラブしているの」と笑顔で答えます。大切な旦那さんにもラブしているし、大好きな海外旅行にもラブしている。だから仕事にもラブしたいのだと言って、第一線で常に新しい事に挑戦し、その仕事を愛したいと言うのです。そしていつだって新しい越路吹雪でいたいのだと話します。

どんな芝居がしたいのかと尋ねる法美に美保子は「新劇」と答え、演劇界の重鎮・宇野重吉の舞台に立ちたいと言うのです。浅利は「いいねぇ」と呟き、美保子は宇野先生との面会の日を決めて欲しいと時子にお願いします。すると時子は早速、明日にでも連絡して見ると言うのです。

時子は越路吹雪の舞台からの引き際について悩んでいた自分が恥ずかしくなる程、美保子はこれまでもこうやって力強く進み続けて来た事を思い出すのでした。そして、だからこそこの人に生涯ついて行こうと思ったのではないかと改めて感じるのです。そして舞台を愛し、舞台に愛されている美保子を羨ましく思う時子でした。

宇野重吉と会える事になった日、朝から美保子はとても緊張していました。美保子が緊張するほどの宇野重吉とは、劇団民藝の創設者であり演出家として、第二次世界大戦前から舞台俳優として活躍し、戦後、日本の代表的新劇劇団となる民藝を立ち上げて、俳優のみならず舞台演出家としても、その才能を発揮し続けている、生ける伝説の人でした。

舞台の稽古中に会う事になった二人は、昔に共演した頃を思い出し懐かしみます。美保子は、先生の元で芝居の勉強をさせて欲しいと言って頭を下げると、宇野は「こらこら、ダメだ」と言って、スターがむやみやたらに頭を下げるものじゃないと言うのです。「で、何がやりたいんだい」と尋ねる宇野は「こっちで勝手に演目を決めていいのか?」と言います。すると美保子は「私、何でもやります」と答えると、「チェッ、つまんねーの」と言って「私、何でもやれますくらいの事を言ったらどうだい」と話すのです。美保子は「私、何でもやれます・・・多分」と言い直しますが、宇野は「多分?・・正直な子だねぇ」と思わず笑ってしまいます。

そして二人芝居の「古風なコメディ」と言う台本を受け取って戻った美保子は、早速、時子に報告します。そして相手役は、名優の米倉斉加年だと言ってとても喜びます。後は、自分が頑張るしかないと言って、それまでの何末のディナーショー、そして来年春のロングリサイタルと続くスケジュールを、手を抜く事無くこなす事を時子に約束するのです。

しばらくして美保子の芝居の稽古が始まりますが、宇野の劇団の人々の中に囲まれて、全て宇野の劇団の稽古場で行われていきます。そんな慣れない環境の中で、美保子は宇野の厳しい指導に一生懸命に応えようとして頑張っていたのですが、ある日、民藝のスタッフに気を使って、稽古場に行くのを遠慮した時子の事を美保子は酷く怒っていたのです。慌てて自宅に駆けつけた時子に美保子は、いっぱい怒られたと言って泣いていました。でも頑張るからと言って、ちゃんと見ててよねと強がる美保子に時子は精一杯のエールを送るのでした。

それからも益々稽古に熱の入る美保子は、空いている時間を全て稽古に当てて行きます。そんな美保子は杉尾先生の所で予定していた癌の定期検診を延期して欲しいと時子にお願いします。時子は、これまで定期的に受けて来た検診に問題がなかった事もあったので、今回の芝居が終わるまで延期する事にしました。

そして幕が開いた舞台は、宇野の演出、越路吹雪と米倉斉加年の演技共に喝采を浴び、客席は連日満員となり、ついには追加公演も決まります。

いつもの様に開演前の胃痛に苦しみながら支度をしている美保子の所へ、突然に宇野がやって来ます。そして、横に座った宇野は「この芝居が終わったら、次、桜の園やろうよ」と言い出します。「チェーホフの?」と尋ねる美保子は「やる、やりたい」と言うと「じゃ、決まった。今日も宜しく」と言って宇野は立ち去ります。

次の話しをもらった事で、役者として認められたんだと感じた美保子と時子は一緒に喜びます。

この時、美保子と時子には、未来へと続く明るい道が見えていたのでした。




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